10月14日(土)に中学校1年生今林実莉さんが名古屋市科学館主催の科学創作コンクールに応募し、見事優秀賞を獲得し表彰されました。研究テーマは「愛知県産タカラガイの世界 ~伊勢・三河湾ハツユキダカラガイの打ち上げ 野間海岸で採集されたタカラガイ~」です。2年連続で表彰されています。
今林さんは小学校2年生のときに、自然に触れる活動のツアーに参加し、タカラガイに触れました。そのとき、その美しさに驚き、興味を持ちました。その後、家族でもタカラガイを見るためにさまざまな場所に行きました。タカラガイは全部で88種類あるそうですが、それを全部見たいという気持ちが起こったそうです。
小学校6年生のときも「日本産 タカラガイの世界 ~駿河湾 新海性のタカラガイの打ち上げ 御前崎海岸で採集された貝殻~」で名古屋市科学館主催の科学創作コンクールで入賞を果たしました。そのときは、深海にすむタカラガイについて調べました。海岸に打ち上げられたものを採取し、さらに着色したタカラガイを波に向かってなげ、どのような動きをするかも調べました。
今回は愛知県で調査をしました。愛知県は湾が入り組んでいて、タカラガイがあまりいないとされている地域です。黒潮の影響を受ける太平洋沿岸で見られるハツユキダカラガイが愛知県でも見つかったのです。ですが、愛知県のどこでも見られるわけではないこともわかりました。初めは砂の関係かと思いましたが、調べている内に水質が関係していることがわかりました。
今後も、日本で採取できるとされる88種のタカラガイを探しながら、自然について学んでいきたいと語ってくれました。